赤ら顔の治療 炎症やニキビの痕が化膿して赤くなった場合
赤ら顔の治療が行われる場面としては、炎症やニキビの痕が化膿して赤くなった場合などが挙げられます。赤ら顔のために他人から見られることがストレスになり、さらに赤面症になってしまうという例も多くあります。
人間の皮膚の内側の血流は、皮膚を通して見ることができます。唇の中央部から内側は表皮の存在しない粘膜質で被われ、中央から外側が薄い表皮で被われています。 そのために、毛細血管の血流の赤さを見てとることができます。顔の真皮も毛細血管の密度が高く、頬はおなかに比べて5倍近くも毛細血管が集中しています。 つまり、火照りやすく赤さが目立つ部位です。
敏感肌を原因とした症状である赤ら顔の治療を行う場合もあります。敏感な肌質では表皮が薄いため、温度や環境による皮膚への刺激がストレートに真皮に伝わり、毛細血管が過敏に反応するのです。
赤ら顔の治療、対策として保湿クリームや栄養補給
敏感肌であると様々なトラブルを起こしやすくなります。にきびや皮膚炎を起こすと治りにくく、その炎症や刺激によって赤くなります。アトピー性皮膚炎もその一つです。
皮脂を原因とする赤ら顔の治療は、過剰な皮脂排出によって脂漏性皮膚炎を起こす場合などに考えられます。脂漏性皮膚炎が発生した部位は炎症で赤くなり、ニキビの発生原因にもなります。にきびの炎症や刺激によって赤くなるのです。
赤ら顔の治療、対策としては、敏感肌が原因である場合は刺激の少ない無添加の保湿クリームで肌を保護します。 乾燥の原因にもなりますので、水分の補給も必要です。
併せてサプリメントなども利用してミネラルやビタミンを補給し、毛細血管の強化とストレス対策を心がけます。 日々の食生活でも栄養を補給しておくことが、赤ら顔の治療には有効です。
ニキビによる赤ら顔の治療を行う場合は、すでにニキビが化膿している状態が多くなります。早めのケアが必要です。ニキビは傷ですので、そこから雑菌が入って症状が重くなることを避ける必要があります。
美容形成外科での赤ら顔の治療はレーザーが一般的
美容形成外科での赤ら顔の治療には、様々な方法があります。一般的には、レーザーによる治療法となります。レーザー光が血管に吸収され、赤ら顔や赤あざを改善してくれます。傷もできることはありません。
フォトフェイシャルによる施術は、「IPL」という光を照射してコラーゲンを増加させる方法として注目されています。こちらも傷が残らず、手軽に行うことができます。
赤面症による赤ら顔の治療は、精神的な要因によるものです。強迫神経症である可能性が挙げられます。この場合の治療は、精神科でのカウンセリングなどとなります。赤ら顔には様々な原因や治療法があります。自分に合った方法で、赤ら顔の治療にあたりましょう。